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choroねえさんの「シネマノート」

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「真実」 2019

真実

感想を早く書かねばと思いつつ、またもや鑑賞からひと月近く経ってしまいましたが、昨日カトリーヌ・ドヌーブが脳卒中の疑いで倒れたというニュースを知り、驚きました。この映画でのドヌーブは本当に綺麗で、「こういう人こそ大女優と呼ばれるべき女優さんだな」と思っていたばかりでしたから。

本作は是枝監督作品ということで、今年のカンヌにも出品された時も話題になりましたね。大好きなジュリエット・ビノシュドヌーブ、そしてイーサン・ホークが共演ということで鑑賞を楽しみにしていましたが、全編フランスロケでフランス語という作品にも関わらず、是枝さんの雰囲気はいつものままで、何だか不思議な感覚でした。

母と娘の物語は今までもたくさんありましたが、ここでの母親はドヌーブに重なるがごとく大女優役。そして、ビノシュは母との確執を持ち、女優にはならず(なれず)アメリカで脚本家になっているという設定です。確かにあまりに偉大な親を持つと、子どもは大変ですよね。ここでも娘の幼い頃の記憶によって母娘の確執がより大きくなっていますが、その娘にもまた娘がいること、そして母娘だけでなく、別れた父親を含めて母親の接してきた人々との関係や、仕事で今母親が撮影している映画の内容や共演者など、いろいろな人との結びつきが物語を動かします。その劇中映画ですが、何だか不思議なSF仕様で、それもまたユニークでした。

誰にとって何が真実なのか・・・答えは一つではないと思いますが、ドヌーブの演じる大女優の顔を持つ母親の生き方と、ビノシュ演じる娘の生き方は実は同じ方向を向いているのかもしれませんね。

キャストは申し分ありませんでしたが、あらためてドヌーブという女優さんは、本当に「大女優」というにふさわしい稀有な人だなと思いました。あの存在感!そしてあんなにヒョウ柄のコートが似合うなんて!(是枝監督も同じことを言ってましたが(笑)) 同じような華やかさに関しては、その昔ハリウッドならエリザベス・テイラーとか、イタリアならソフィア・ローレンとか、日本なら高峰三枝子とか、ひと時代昔の女優さんだと、似た感じの方が思い浮かびますが、これも時代の流れで変わっていくのかな。最近は個性の方が優先されますものね。

それにしても心配ですね。ドヌーブもすでに70代半ばを越しているようですから、無理せず治療に専念してほしいと思います。

原題:LA VERITE
英題:THE TRUTH
日本 / フランス  
上映時間:108分
初公開日: 2019/10/11  
公開情報:ギャガ  
映倫:G

監督/脚本/編集:是枝裕和
製作:ミュリエル・メルラン
撮影:エリック・ゴーティエ
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ
音楽:アレクセイ・アイギ

【出演】
カトリーヌ・ドヌーヴ・・・ファビエンヌ・ダジュヴィル
ジュリエット・ビノシュ・・・リュミール
イーサン・ホーク・・・ハンク・クーパー
リュディヴィーヌ・サニエ・・・アンナ・ルロワ
クレマンチヌ・グレニエ・・・シャルロット
マノン・クラヴェル・・・マノン・ルノワール
アラン・リボル・・・リュック
クリスチャン・クラーエ・・・ジャック
ロジェ・ファン・ホール・・・ピエール

【解説とストーリー】
 前作「万引き家族」がカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた是枝裕和監督が、フランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え、日仏合作で撮り上げた家族ドラマ。国民的大女優とその娘が、母の自伝本出版をきっかけに、改めて自分たちの過去と向き合っていく愛憎の行方を繊細かつ軽妙な筆致で綴る。共演はジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエ。
 フランスの国民的大女優ファビエンヌが、『真実』という名の自伝本を出版することに。海外で脚本家として活躍している娘のリュミールは、人気テレビ俳優の夫ハンクと娘のシャルロットを伴い、パリ郊外のファビエンヌの屋敷を訪ねる。お祝いの名目でやって来たリュミールだったが、気がかりなのは本の中身。事前に原稿チェックができなかった彼女は、さっそく出来上がったばかりの『真実』に目を通す。翌朝、リュミールが苛立ち紛れに内容のデタラメぶりを非難すると、“真実なんて退屈なだけ”と平然と言い放つファビエンヌだったが…。(allcinemaより)

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Re: 木蓮さん * by choro
なるほど、皆さん、ちょっと苦手でらっしゃるんですね(笑)。
好みはありますものね~(^^)

ドヌーブと言うと、我々世代はまずは「シェルブールの雨傘」を思い出します。と言っても、TV放映で観たのですが。(^^;

私もあまり観てはおらず、あとはオゾン監督の「8人の女たち」とかの印象があります。

しかし、いくつになっても本当に綺麗でさすがですね。病気が心配です。

No Subject * by 木蓮
気にはなっていたのですが、choroさんと反対で、是枝監督、ビノシュ、ホーク、みんなちょっと苦手系で( ̄∀ ̄*)イヒッ
カトリーヌ・ドヌーブに至っては、実はあまり作品を観ていないという(・・A;)あせあせ
ちょっと腰が上がりませんでした。
またソフトにでもなったら挑戦します。     多分。

コメント






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Re: 木蓮さん

なるほど、皆さん、ちょっと苦手でらっしゃるんですね(笑)。
好みはありますものね~(^^)

ドヌーブと言うと、我々世代はまずは「シェルブールの雨傘」を思い出します。と言っても、TV放映で観たのですが。(^^;

私もあまり観てはおらず、あとはオゾン監督の「8人の女たち」とかの印象があります。

しかし、いくつになっても本当に綺麗でさすがですね。病気が心配です。
2019-11-14 * choro [ 編集 ]

No Subject

気にはなっていたのですが、choroさんと反対で、是枝監督、ビノシュ、ホーク、みんなちょっと苦手系で( ̄∀ ̄*)イヒッ
カトリーヌ・ドヌーブに至っては、実はあまり作品を観ていないという(・・A;)あせあせ
ちょっと腰が上がりませんでした。
またソフトにでもなったら挑戦します。     多分。
2019-11-09 * 木蓮 [ 編集 ]