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choroねえさんの「シネマノート」

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舞台【壬生義士伝/Music Revolution!】宝塚雪組公演

壬生義士伝

東京ではさゆみさん(紅ゆずる)のサヨナラ公演が始まってしまいましたが、そちらは先週1回目鑑賞。この後も何度か観る予定なので(笑)、まずは先月観た雪組から。

最初に「壬生義士伝」を宝塚でやると聞いた時思ったのは「渋い!」(笑)。その時点では原作も未読で映像も観ていなかったので、すぐに原作を読み映画版を観てみましたが、おそらく映画(すみません、感想まだ書いてません(^^;)なども年配層の方がたくさん観られたのでは?と思える極渋のヒューマンドラマだと思いました。

新選組が出てくるお話しはヅカでも何度か上演されていますが、今回の主人公である吉村貫一郎に関しては自分的には全く知らない人で、名前も初めて聴いた感じです。(^^; でも、長年読み続けられている小説らしく、他の新選組のメンバーとは一味違う、家族愛に満ちた魅力的な人物として描かれているんですね。

浅田さんの小説の方は、手法も面白く、時間軸に沿った作りではないので、最初読んでいて戸惑いましたが、吉村貫一郎に関わった人物が回想する形で物語が進められます。冒頭で大野次郎右衛門に切腹を言い渡されるシーンがあるので、貫一郎のラストはわかっていながら話が進むわけですが、いつもながら時代に翻弄させられた一人の人間の運命の過酷さが伝わる、せつなくも温かな話でした。

しかし、小説もですが、映像を観ても血なまぐさい場面も多く、宝塚の煌びやかさとは無縁のような作品。もちろんヅカでも悲劇や暗黒の世界を描いたものはあるので、どのようにヅカらしさを出しつつミュージカル化するのか、とても興味深かったです。しかもだいもん(望海風斗)きいちゃん(真彩希帆)コンビでの舞台化ですからね。

私は東京公演が始まってすぐと、千秋楽数日前の2回観たのですが、面白かったです!あの長編をよくまとめたなぁと感心したのと、それぞれのキャストが嵌っていて見ごたえもありました。そしてヅカらしいかっこよさもちゃんとあったし、何よりやっぱりだいもんの演技に魅せられましたね~

だいもんは難しい南部弁もはっきりと聞きとれるので、さすがだと思いましたが、いわゆるヒーローキャラではない地味で一見さえない貫一郎を、だいもん自身の持つオーラと演技力でしっかりと描いているので、小説で読んだ貫一郎の雰囲気とマッチしたのも驚きました。ビジュアル的にはちょっとカッコよすぎる貫一郎なのかもしれませんが(笑)、能ある鷹は爪を隠すの如く、そのさえない風貌や言動からは想像できない剣の達人、というところがヅカ的なヒーロー像として合うような気がしました。

そこに、幼なじみの次郎右衛門との友情や、愛する家族への愛など、ヒューマンドラマが重なり、ラスト切腹前の小判を一枚ずつ家族の為にと数えるシーンは思い出しても涙が。;; 本当にだいもんは歌はもちろんだけど演技力も素晴らしい!!

今の雪組は非常にバランスの取れた安定の組だと思いますが、あの素晴らしかった「ファントム」「20世紀号に乗って」に続いて、どのような作品を持ってくるかと思いきや、真逆の渋~~~い和物と来るところが振り幅の広さを感じさせます。最強ですよね(笑)。

ストーリーは長編を1時間半にしてあるので、どこを取るかというのが難しかったと思います。映画も2時間ですが、また、映画版は斎藤一が回想しているという手法だったのに対し、今回は原作にない鹿鳴館で貫一郎の娘のみよが斎藤に会ったことからの回想という新たな手法になっていたのは面白かったですね。賛否はありそうですが、個人的にはこれもありかなと。鹿鳴館にいる貫一郎を知る人物が知らない人物に語るような手法で語り部としての役割をしているのはうまくできてますね。

新選組は有名どころがたくさん揃っていて、まさに男役中心にストーリーを運ぶヅカに合うのだと思いますが、今回も土方、近藤、沖田、斎藤など、誰もが知る人物を主要キャストがしっかりと固めていたのでわかりやすかったです。(笑)

で、キャストの話になりますが、だいもん、きいちゃんは安定ですね。何も心配がないので、ストレスなく素直に観れて本当にありがたいです(笑)。きいちゃんは二役だったので大変でしたが、真逆のキャラを上手く演じていました。相変わらず声が綺麗だなぁ。。。いつまでも聴いていたくなります。

咲ちゃん(彩風咲奈)は「20世紀号~」以外は渋めの役が続きますね。今回の次郎右衛門は、身分は高くなりましたが、決して幸せな人ではなかったわけで、生みの母親とのことや、壮絶な最期など、ある意味貫一郎と通ずるところがたくさんあった人なのかなと思いました。派手なシーンはなく抑えた演技を必要とされる役でしたが、「ファントム」のジェラルドでの経験がここでも生きていたように思います。

その3人以外では、やはりあーさ(朝美絢)が目立っていたような気がします。斎藤というこの話の中ではかなり要になる重要な役を担っているのもありますが、あーさは回を追うごとに、スターオーラが増しているように思うんですよね。声もよく出ているし、歌も上手くなったし、個人的には絶対に彼女はトップになるのではと今回の公演であらためて確信したのですが、まぁ先のことはわからないので・・・・^^; そのくらい、あーさは魅力的でした。ひとこちゃん(永遠輝せあ)が花組に移動してしまうので、もし咲ちゃんが次世代でトップになったら、あーさが二番手かなぁ。。。と勝手に思っていますが。(^^;

しかし、雪組は人材が豊富ですよね~他のメンバーもベテラン、若手共にとても印象に残るよい演技をしていました。ヅカ版「壬生義士伝」としては成功だったのではと思います。

打って変わってショーの方は華やかで水を得た魚のような(笑)だいもんの活躍が堪能できました!
印象に残ったのは、だいもんとカチャ(凪七瑠海)の同期コンビのシーンがたくさんあったこと。カチャは芝居の方では本編には直接絡まないおとなし目な役だったので、ショーでは余計に目立ったような気がします(笑)。みりおさんも退団するし、本当に89期も残り少なくなった中、個人的には初めて観る2ショットが新鮮で、やっぱり同期は信頼関係が厚いんだなぁと思わせてくれました。

咲ちゃんのジャズのダンスシーンはやっぱり素敵!咲ちゃんを中心とした雪組のダンスシーンはいつも見応えがありショーの楽しみの一つです。

個人的に少し残念だったのは、きいちゃんの歌がもう少し聴きたかったかな。「20世紀号~」の圧倒的な歌唱を聴いた後だと、物足りなさを感じてしまうのは贅沢でしょうか(笑)。だいもんとのデュエットやきいちゃんの技巧的な歌などが、またたくさん聴きたいなぁとついつい思ってしまいます。(^^;

しかし、雪組の超人気はチケ難に繋がり、結局秋の全ツのチケットは全て外れてしまい観ることができません。(涙)スカステの放映を待ちます。


余談ですが、チケ難と言えば花組東京公演、本当に取れませんでしたね。大劇場公演でこんなに取れなかったのは、過去一度もなく本当に初めてたった一枚のチケットを取るのに苦労しました。
私は私設ファンクラブには入っていませんし、全て友の会やプレイガイド、クレカ先行などで自力で取るのですが、大劇場公演で20件近く(今まで申し込んだことのないところにもチャレンジ)申し込んで、ここまで外れまくったのは初めてです。最後の最後にプレイガイドの先行抽選で奇跡的に当たり( ;∀;) 一度だけ観れることになりましたが、いや~星組が思ったより楽に取れたので甘く見ていました。恐るべし明日海りお様!(笑)本当に凄いです!でも、一回でも生で観れることになって本当によかった。コアな花組ファンではないものの、今までみりおさんがトップになってからは「カリスタ~」以外の大劇場公演は全て観てきたので、ラストも見送れるのは嬉しいです♪

幕末ロマン
『壬生義士伝』
~原作 浅田次郎「壬生義士伝」(文春文庫刊)~
脚本・演出/石田 昌也

吉村貫一郎・・・望海 風斗
しづ/みよ・・・真彩 希帆
大野次郎右衛門・・・彩風 咲奈
ひさ・・・梨花 ますみ
松本良順・・・凪七 瑠海
ビショップ夫人・・・舞咲 りん
谷三十郎・・・奏乃 はると
佐助・・・透真 かずき
土方歳三・・・彩凪 翔
近藤勇・・・真那 春人
斎藤一・・・朝美 絢
永倉新八・・・真地 佑果
沖田総司・・・永久輝 せあ
大野千秋・・・綾 凰華

【解説とストーリー】
2002年にドラマ化、そして2003年に映画化され大ヒットを記録した、浅田次郎氏のベストセラー小説「壬生義士伝」が、宝塚歌劇で舞台化!

幕末、南部藩の下級武士として生まれた吉村貫一郎は、貧困にあえぐ家族を救う為に妻・しづを残して脱藩し、新選組隊士となる。朴訥な人柄でありながらも北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ貫一郎は、金の為、ひいては盛岡に残る妻子の為に危険な任務も厭わず、人を斬り続ける。しかし時代の流れには逆らえず、新選組は鳥羽伏見の戦いで敗走。隊士達が散り散りとなる中、深手を負った貫一郎は何としても故郷への帰藩を請うべく大坂の南部藩蔵屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは出世し蔵屋敷差配役となった竹馬の友・大野次郎右衛門だった…。

宝塚歌劇でも新選組を題材とした作品は過去に多く上演しておりますが、これまでとは全く異なる視点から描かれる新選組の物語となります。近藤勇、土方歳三、斎藤一、そして沖田総司…新選組の名だたる隊士が一目おいた田舎侍・吉村貫一郎。武士としての義、家族への愛、そして友との友情という人間ドラマが凝縮されたこの作品に、望海風斗率いる雪組が新たな挑戦をいたします。



ダイナミック・ショー 
『Music Revolution!』
作・演出/中村 一徳

世界各地の人々の生活の中で生み出され、育まれてきた「音楽」──
「音楽」は古来より人々にとって身近なものであると同時に尊いものであり、多くの人々にときめきや喜び、そして希望を与えてきました。
ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック…「音楽」には様々なジャンルがありますが、本作品ではその中での代表的なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマに、「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックにお届けいたします。豊かな表現力を持つ望海風斗と真彩希帆の歌声に、雪組生が一丸となってハーモニーを奏でることでセンセーションを巻き起こす『Music Revolution!』にご期待下さい!   

(以上公式サイトより)
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