2019-03-14 (Thu)✎
お正月過ぎに観た月組東京フォーラム公演です。すっかり感想が遅れてしまいました。(^^;
映画「踊る大紐育」は子どもの頃から何度も観ていてお馴染みでしたが、舞台版を、しかも宝塚で観れるとは思いませんでした(笑)。月組は昨年夏も映画では同じジーン・ケリーが主演していた「雨に唄えば」をやっていますし、本当にブロードウェイづいてますね。
まぁ、本来ならブロードウェイ・ミュージカルをやるなら、もう少し歌の得意な組がやった方がいいのになぁと思いつつも、この時代のミュージカルって明るくて楽しいコメディが多いので、月組の若々しい雰囲気には合うのかもしれません。ただ、何と言っても音楽がバーンスタインですからね~振付はジェローム・ロビンスと見応えは十分ながら、難しかったことと思います。
ただどうでしょう、この月組公演を観に行く前に映画もおさらいしたのですが、ストーリーはやっぱり古さを感じるかな~ニューヨークに降り立った水兵たちが24時間の休暇時間を過ごすお話しなのですが、作品としては「雨に唄えば」の方が今観ても万人受けするかなと思います。リピートして観たくなるのもあちらですし(笑)。
同じ1月に劇団四季の「巴里のアメリカ人」も観たのですが、こちらもジーン・ケリーで映画化されてますよね。やはり舞台版は初めてでしたが、映画より舞台の方が時代背景の重さを感じました。あの頃のハリウッド映画って、派手でショーアップされたものが多かったせいか、あまり深刻さはなくコメディに徹しているような感じがします。
本作は「巴里アメ」よりは映画とほぼ同じストーリーで進みますが、ドタバタ感は映画の方がより強いような気がします。もちろん宝塚はまたブロードウェイ版とは少しアレンジしてあるとは思うのですが、この夏、来日公演があるので、そちらで違いなど確かめたいと思います。(指揮がバーンスタインの弟子の佐渡さんというのが魅力です(笑))
でも、今回組の半分の人数だし、主要キャストも比較的若手でしたが、よくまとまっていましたね。
中心となる3人組に、たまきち(珠城さん)+アリちゃん(暁)、おだちん(風間さん)のルドルフコンビ(笑)。そしてヒロインのアイヴィにさくらちゃん(美園さん)、チップを追いかけるタクシー運転手のヒルディに白雪さん、オジーといい仲になるクレアに普段は男役の蓮さん、などなど個性的なメンバーが揃いました。
歌はやっぱりアリちゃんがダントツですね。たまきち君は雰囲気としてはトートよりこちらような役が似合うと思いますが、歌もトートの時ほどは感じなかったものの、やっぱり歌の時の声が前にあまり出ないので惜しいですね。これは声質とかもあるので仕方ないのかな。おだちんも少しこもるので、もう一つ立つようになるともっと聴きやすくなると思いますが、まだ若いので頑張ってほしいですね。
歌はともかく、3人とも演技はとても頑張っていて、楽しく魅せてくれました。おだちんのオジーは映画の人とは全く違う風貌なので、ちょっとかわいそうだけど(イケメン過ぎです)(笑)面白かったです。アリちゃんは可愛くてよく合ってましたね。そう言えば夏の大阪公演のオジーは花組から移るちなつさん(鳳月さん)だそうで、期待できますね。私は大阪までは観に行けませんが映像が楽しみです♪
女性陣も凄くよかったです。さくらちゃんは大人っぽい感じですが、たまきちとの並びはバランスがいいし、歌もダンスもそつなくこなすので安心して観ていられますね。いわゆる可愛い系の娘役トップとは違うのがまたいいのかも。
ヒルディ役の白雪さんもよかったし、個人的にはマダム・ディリーの夏月さんが印象に残っています。月組の娘役さんは詳しくないのですが、お二人ともベテランの方ですよね。イメージにもピッタリで歌もお上手でした。
クレア役は蓮さん。さすがに男役さんだけあってスタイルがよいのでかっこいいですね~映画と違って婚約者を翻弄させる面白いキャラでした。ちょっと身勝手ですけどね。(笑)
フィナーレのフライパンやタナーを打楽器にしたナンバーが楽しくていいですね。素敵な振りつけでした。
先にも書いたようにストーリーはラストも含めて今ひとつかなと思いますが、今の月組には合っていたように思います。月組もみやちゃんが卒業なので今後どのようになっていくのかな。静かに見守るしかないですけどね~(^^;
ブロードウェイ・ミュージカル『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』
Music by LEONARD BERNSTEIN
Book and Lyrics by BETTY COMDEN and ADOLPH GREEN
Based on a Concept by JEROME ROBBINS
潤色・演出/野口 幸作
《キャスト》
ゲイビー【海軍水兵】・・・珠城 りょう
アイヴィ・スミス【ミス・サブウェイ】・・・美園 さくら
チップ【海軍水兵】・・・暁 千星
オジー【海軍水兵】・・・風間 柚乃
マダム・デイリー【アイヴィの歌の先生】・・・夏月 都
ピットキン【クレアの婚約者】・・・輝月 ゆうま
クレア・デ・ルーン【人類学者】・・・蓮 つかさ
ヒルディ・エスターハージー【タクシー運転手】・・・白雪 さち花
《解説》
1944年初演のブロードウェイ・ミュージカル『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』は、レナード・バーンスタイン作曲による美しく独創的な音楽と、ジェローム・ロビンス振付による圧巻のダンスシーンで当時の観客を熱狂の渦に巻き込みました。1949年にはジーン・ケリー主演による映画版『踊る大紐育』が公開され世界的に大ヒット。2014年のブロードウェイ・リバイバル上演時にはトニー賞作品賞を含む4部門にノミネートされるなど大好評を博しました。珠玉のナンバーで彩られたミュージカル史に残る名作を新演出・新振付による「宝塚歌劇バージョン」として再構築。ブロードウェイ・ミュージカルの古典に現代的なエッセンスを織り交ぜたエネルギッシュで心躍る舞台をお届け致します。なお、この公演は月組新トップコンビ珠城りょう・美園さくらのお披露目公演となります。
《ストーリー》
24時間の上陸許可を得た海軍水兵のゲイビーは、仲間のチップ、オジーと共にニューヨークの波止場に降り立つ。初めての大都会に胸をときめかせるゲイビーは、地下鉄の中で“ミス・サブウェイ”のポスターに写る美女・アイヴィ・スミスに一目惚れしてしまう。必ず彼女を探し出しデートをすると意気込む彼に、チップとオジーも協力を約束。ニューヨーク観光をしながらアイヴィを探すうちに、チップはタクシー運転手のヒルディに迫られ、オジーは人類学者のクレアと出会い、たちまち大都会に恋の花が咲く。しかし肝心のアイヴィがなかなか見つからない。残り少ない時間の中で焦りを募らせるゲイビー。果たして彼らの恋の行方は……。
(以上、公式サイトより)
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